費用・期間・流れ

費用・期間・流れ

お金・時間・手順の不安を解消
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「債務整理したいけど、お金がかかるんでしょ?」「手続きにどれくらい時間がかかるの?」── 費用と期間の不安は、債務整理をためらう 最大の理由。借金で苦しいのに、さらに数十万円なんて払えない、と思うのは当然です。

たとえると、債務整理の費用は「車の修理代」と同じ構造。エンジンの軽い不調なら数万円(任意整理)、ミッション交換は数十万円(個人再生)、廃車にして買い替えるなら大きな出費(自己破産)── 状況に応じて段階的に選べるようになっています。

実際には、任意整理なら1社3〜5万円から スタートでき、法テラスの立替制度・弁護士費用の分割払い など「手元資金がほぼゼロ」でも動ける仕組みが整っています。受任通知 を弁護士が送れば、督促・取立ては 数日以内に止まる ので、その分を費用に充てられます。

このカテゴリでは、「いくらかかる・いつまでに終わる・どんな順番で進む」 という3点を、制度別・段階別に整理。漠然とした不安を、具体的な数字とスケジュールに変換します。

① 費用と期間の不安を解消する

「債務整理をしたいけど、お金がかかるのでは?」「手続きにどのくらい時間がかかるの?」── 費用と期間への不安は、債務整理に踏み出せない最大の理由 のひとつです。

たとえると、費用と期間の不安は「歯医者に行きたくない理由」とそっくり。「いくら取られるかわからない」「治療がいつまで続くかわからない」── でも実際は 初診で見積もりが出て、おおよその通院回数が見える のと同じく、債務整理も最初の無料相談で 総額と期間が確定 します。

実際には制度ごとに費用や期間は大きく異なり、法テラスの立替制度弁護士費用の分割払い など、手持ち資金が少なくても利用できる仕組みがあります。このカテゴリでは、制度別の費用相場・所要期間・手続きの全体像を整理しています。


② 制度別 費用・期間の早見表

項目

任意整理

個人再生

自己破産

現実的な体感

弁護士費用の目安

1社あたり3〜5万円

30〜50万円

30〜50万円

任意整理は「分割で十分払える」レベル

裁判所費用

なし

約3万円+再生委員報酬15〜25万円

同時廃止: 約2万円 / 管財: 20〜50万円

個人再生・破産は別途裁判所コスト

合計の目安

5〜20万円(債権者数による)

50〜80万円

30〜80万円

任意整理が圧倒的に安い

手続き期間

3〜6ヶ月

6〜12ヶ月

3〜12ヶ月

自己破産が一番早く終わる

返済期間

3〜5年

3〜5年

なし(免責で終了)

自己破産だけ「終わったら終わり」

督促が止まるまで

受任通知送付後すぐ(数日)

同左

同左

どの制度も数日で督促ゼロ

たとえると、3制度の費用差は「美容院・脱毛サロン・整形手術」。任意整理(カット)→ 個人再生(脱毛)→ 自己破産(手術)の順で、かかる時間と費用が段階的に上がる 構造です。

費用には 弁護士費用と裁判所費用 の2種類があり、裁判所を通さない任意整理が最もコスト を抑えやすいのが特徴です。


③ 任意整理の費用詳細 — 1社あたり「着手金+報酬金+減額報酬」

任意整理は「債権者ごと」に費用が発生します。借入先5社なら、それぞれに費用がかかると考えてください。

内訳(1社あたり)

名目

相場

何に対する費用?

着手金

2〜4万円

受任時に支払う基本料金

解決報酬金

1〜2万円

和解成立時に支払う成果報酬

減額報酬金

減額分の 10%程度

利息カットや過払い金返還で減らした分の %

例: 5社の任意整理で総額20万円、減額報酬を含めて 25〜35万円 に着地、というのが典型的です。

司法書士は「1社140万円まで」しか扱えない

司法書士は 1社あたりの債務が140万円を超えると代理権がない(弁護士は上限なし)。借金額が大きい場合は弁護士一択になります。

たとえると、司法書士の140万円ルールは「軽自動車免許」。普通免許(弁護士)なら全車種運転できるのに対し、軽自動車免許(司法書士)は対象車両に上限があるイメージです。


④ このカテゴリで解決できる疑問

「費用・期間・流れ」カテゴリでは、お金と時間に関する具体的な疑問に 4つの記事 で答えています。

債務整理の費用はいくら?制度別の相場と払えないときの対処法

3制度の 費用相場・内訳・支払いタイミング を網羅。「分割払い・後払い・法テラス立替」 など、手持ち資金が少ない方向けの実用情報を厚く解説します。

債務整理の期間はどれくらい?制度別のスケジュールと短縮のコツ

各制度の 標準スケジュール と、手続きを早める実務的なコツ(書類を事前準備する・債権者数を絞る・東京地裁特有の運用を踏まえる等)を解説。

債務整理の手続きの流れを図解 — 相談から解決までのステップ

相談 → 受任 → 受任通知 → 取引履歴 → 方針決定 → 手続き → 完済/免責 の7ステップを図解で解説。「次に何をするか」が明確に なります。

受任通知とは?届くとどうなる?届いた後の流れと注意点

督促を即日ストップ させる魔法の通知書。法的根拠(貸金業法21条1項9号)、届いた業者の対応、注意点(受任通知後にやってはいけないこと)まで詳しく解説。

たとえると、4本の記事は「家計修理マニュアル4分冊」。総コスト編・スケジュール編・全体ステップ編・受任通知編 ── 順に読むと、相談前の不安が整理されます。


⑤ 手続きの全体フロー — 7ステップ

どの制度を選んでも、最初の3ステップは共通。全体の流れを把握しておくと、見通しが立ちやすくなります。

ステップ

内容

目安時期

① 相談・見積もり

弁護士・司法書士に状況を伝え、最適な制度を提案してもらう

初日〜1週間

② 委任契約・受任通知

正式に依頼し、受任通知を各債権者に送付。督促がストップ する

依頼後数日

③ 債権調査

各債権者から取引履歴を取り寄せ、正確な借金額を確定。過払い金の有無もチェック

1〜3ヶ月

④ 整理方針の決定

任意整理・個人再生・自己破産のどれで進めるか、再確認

履歴開示後

⑤ 手続き本体

任意整理: 和解交渉 / 個人再生: 申立て・再生計画策定 / 自己破産: 申立て・審尋

制度により異なる

⑥ 完了・返済開始

任意整理・個人再生: 和解/認可後に返済開始 / 自己破産: 免責確定で終了

⑦ 信用情報の登録抹消

完済または免責から 5〜7年 で事故情報抹消 → 再スタート

たとえると、7ステップは「家のリフォーム工事」と同じ流れ。見積もり → 契約 → 現状調査(取引履歴)→ 設計 → 工事 → 引き渡し → アフターケア期間(信用情報抹消)。抜き打ちでやることはない、順を追って進みます。


⑥ 受任通知 — 督促が即日ストップする仕組み

「弁護士に頼んだ瞬間に取り立てが止まる」と聞いたことがあるかもしれません。これは 受任通知 の効力です。

法的根拠

貸金業法 21条1項9号 で、受任通知を受けた貸金業者は債務者本人への督促を禁じられます。違反した場合は業務停止命令などの行政処分対象。

効果が及ぶ範囲

  • ✅ 消費者金融・クレジットカード会社・銀行カードローン → 即停止

  • ✅ ヤミ金・違法業者 → 法的に同じ扱い(守らないことも多いが弁護士介入で抑止)

  • ⚠️ 個人間借金(友人・親族) → 法的拘束力は弱いが、弁護士介入で事実上停止

受任通知後にやってはいけないこと

  • 自己判断で 新たな借入 をする → 免責不許可事由になる可能性

  • 受任通知後に 特定の債権者だけ返済 する → 偏頗弁済(へんぱべんさい)として問題化

たとえると、受任通知は「警察への被害届」のような効果。1枚の書面で「もう本人を直接攻撃するな」という法的バリアが立ち、業者は弁護士経由でしか連絡できなくなります。


⑦ 期間を短縮する3つの実務テク

債務整理を 少しでも早く終わらせる ための実務的なコツ。専門家との相談時に活用してください。

テク1: 書類を事前に揃えてから相談する

借金リスト・給与明細・家計簿・契約書を揃えてから初回相談に行くと、初回〜2回目の相談で方針確定 できることが多くなります。

テク2: 債権者数を絞れる場合は絞る

任意整理は 対象業者を選べる ので、過去に短期完済した業者は除外する等で コストと期間を圧縮 可能。

テク3: 取引履歴の取り寄せ進捗を月1で確認

債権者によって履歴開示が遅い場合があります。月1回弁護士に進捗確認 を入れるだけで、滞りが減ります。

たとえると、期間短縮テクは「料理の段取り」。先に下ごしらえ(書類)→ 必要な食材だけ買う(業者を絞る)→ 火加減を見守る(進捗確認)── ちょっとした工夫で完成までの時間が変わります。


⑧ 費用が払えない場合の選択肢

「借金で苦しいのに弁護士費用まで払えない」── これはよくある悩みです。実際には以下のような方法が用意されています。

方法

概要

法テラスの立替制度

収入が一定以下であれば、弁護士費用を法テラスが立て替え、月額5,000〜10,000円程度 で返済。生活保護受給中なら 返済免除

分割払い対応の事務所

着手金を 3〜10回程度に分割 できる事務所は多く、受任通知で返済が止まった分を積立 に回せる

後払い対応

任意整理の和解後に費用支払いを開始するプラン

初回相談無料

債務整理に注力する事務所の多くが 初回相談無料。複数事務所を比較できる

「お金がないから動けない」は誤解

借金で苦しい人が依頼者 という前提の業界。「手元ゼロ円でも始められる」 という事務所は多数あります。詳しい条件や申込方法は 費用の詳細記事 で解説しています。

たとえると、費用立替制度は「医療費の高額療養費制度」。本来の治療費は高くても、所得に応じて実質負担が抑えられる仕組み が用意されているのと似ています。


⑨ 制度別の詳細はピラーへ

各制度の詳しい費用・期間・流れは、専用のピラーページで解説しています。

このカテゴリで全体像をつかんだら、自分が利用しそうな制度のピラーで詳細を確認するのがおすすめです。


⑩ 他のカテゴリも活用しましょう

費用・期間を把握したら、制度の条件面や生活への影響も合わせて確認しておくと安心です。

次に知りたいこと

おすすめカテゴリ

債務整理の全体像をまず知りたい

初めての債務整理

自分がどの制度を使えるか確認したい

制度の利用条件

家族や仕事への影響が心配

生活への影響

借入先ごとの対応の違いを知りたい

借入先別対応

過払い金・時効・法人破産について知りたい

過払い金・時効・法人


⑩ まとめ — 「いくら・いつまで」がわかれば踏み出せる

費用と期間の不安は、具体的な数字を知ることで大きく和らぎます。任意整理なら 1社あたり数万円 から始められ、受任通知の送付で督促はすぐに止まります

たとえると、債務整理の費用は「治療費」と同じ性質。「払えるか心配」と感じても、保険・分割・立替制度 が用意されているので、ほとんどのケースで 手元資金ゼロでも動き始められます

まずは費用相場と全体の流れをこのカテゴリの記事で確認し、見通しを持ったうえで弁護士への相談に進んでください。お金がない状態からでもスタートできる仕組み は、ちゃんと用意されています。

監修 奥野正智

ウイズユー司法書士事務所

奥野正智 司法書士

債務整理や闇金問題への対応を中心に、幅広い法務サービスを提供する司法書士・行政書士。これまでに8万件を超える闇金相談・解決実績を有し、特に違法業者への対応や借金問題の解決において豊富な経験を持つ。司法書士と行政書士のダブルライセンスを活かし、債務問題から各種手続きまで一貫した対応が可能。依頼者の状況を的確に把握し、迅速かつ実務的な解決を重視している。また、闇金被害に関する啓発活動にも取り組み、メディア出演や情報発信を通じて被害防止に寄与。法テラス登録相談員としての活動や、LEC東京リーガルマインド専任講師としての教育活動など、多方面で実務と社会貢献の両立を図っている。大阪司法書士会会員(第2667号)/簡裁認定番号第312416号/大阪府行政書士会会員(第7123号)/申請取次行政書士登録番号 行-172022200021

よくある質問

債務整理の費用はいくらくらいかかりますか?

制度によって大きく異なります。最も安いのは任意整理で、1社あたり3〜5万円。借入先5社なら 総額25〜35万円 程度が相場です。

制度

弁護士費用

裁判所費用

合計の目安

任意整理

1社 3〜5万円

なし

5〜25万円

個人再生

30〜50万円

約3万円+再生委員報酬15〜25万円

50〜80万円

自己破産(同時廃止)

30〜50万円

約2万円

30〜55万円

自己破産(管財)

30〜50万円

20〜50万円

50〜100万円

たとえると、債務整理の費用は「車検」みたいなもの。軽自動車(任意整理)は安く、大型車(自己破産・個人再生)は整備項目が多くて高くなります。

手元資金ゼロでも始められる仕組み(法テラス立替・分割払い・後払い)が用意されているので、「払えないから動けない」と諦めないでください。

弁護士費用が払えない場合、どんな方法がありますか?

主に4つのセーフティネット があります。

  1. 法テラス(日本司法支援センター)の民事法律扶助

    • 弁護士費用を法テラスが立て替え、月5,000〜10,000円の分割 で返済

    • 収入要件あり(単身月収20万円以下など)

    • 生活保護受給中なら 返済免除

  2. 弁護士事務所の分割払い

    • 着手金を3〜10回程度に分割

    • 受任通知で返済が止まった分を費用積立に回せる

  3. 後払い(成功報酬型)

    • 任意整理の和解後に支払開始

    • 過払い金回収額から費用を差し引くケースも

  4. 初回相談無料

    • 多くの事務所が無料相談を提供

    • 3社以上で見積もりを比較すると安心

たとえると、立替制度は「医療費の高額療養費制度」みたいな仕組み。本来かかる費用が、所得に応じた負担に置き換えられます。

お金がない方こそ早く相談する のが鉄則。借金で苦しい人が依頼者である業界なので、ゼロ円スタートは想定済みです。

債務整理の期間はどれくらいかかりますか?

制度によって 3ヶ月〜12ヶ月程度。返済期間を含めると 3〜5年 が目安です。

制度

手続き期間

返済期間

合計(手続き+返済)

任意整理

3〜6ヶ月

3〜5年

3〜5年程度

個人再生

6〜12ヶ月

3〜5年

3.5〜6年

自己破産(同時廃止)

3〜6ヶ月

なし

3〜6ヶ月

自己破産(管財)

6〜12ヶ月

なし

6〜12ヶ月

ただし 督促は受任通知送付の数日後にすべて停止 するため、精神的負担は即座に軽減 されます。返済プランが整うのは1〜3ヶ月後ですが、その間も督促は来ません。

たとえると、債務整理の期間は「歯医者の通院」と似ています。1回で終わらないが、初診で見通しが立ち、痛みは初日に取れる ── と同じ構造です。

手続きを 早めるコツ(書類事前準備・債権者を絞る・進捗確認月1回)は本文⑦で解説しています。

受任通知とは何ですか?届くと何が起きますか?

受任通知(じゅにんつうち) は、弁護士・司法書士が「債務整理の依頼を受けました」と債権者に送る通知書です。これが届いた瞬間に 督促が止まります

効力の根拠は 貸金業法 21条1項9号。違反した業者には 業務停止命令などの行政処分 が下されるため、合法業者は必ず督促を止めます。

効果が及ぶ範囲:

  • 消費者金融・クレジットカード会社・銀行カードローン → 即停止

  • 闇金・違法業者 → 法的に同じ扱い(守らないことも多いが弁護士介入で抑止)

  • ⚠️ 個人間借金(友人・親族) → 法的拘束力は弱いが、弁護士経由で実質停止

たとえると、受任通知は「警察への被害届」のような効果。1枚の書面で「もう本人を直接攻撃するな」という法的バリアが立ち、業者は弁護士経由でしか連絡できなくなります。

受任通知後にやってはいけない3つの行動:

  1. 新たな借入 → 自己破産で免責不許可事由になる可能性

  2. 特定の債権者だけ返済(偏頗弁済) → 後で問題化

  3. 財産の名義変更・売却 → 詐害行為で取消対象

司法書士と弁護士、どちらに頼むべきですか?

借金額と希望する手続きで決まります

ケース

推奨

1社あたり140万円以下・任意整理希望

司法書士 で対応可(費用が安い)

1社あたり140万円超

弁護士のみ(司法書士は代理権なし)

個人再生・自己破産を希望

弁護士のみ(裁判所手続きの代理権が必要)

過払い金請求 140万円超

弁護士のみ

司法書士は 司法書士法 により1社140万円までしか代理権がありません。これを超える借金や裁判所手続きは弁護士の独占業務です。

たとえると、司法書士と弁護士の使い分けは「軽自動車免許と普通免許」。普通免許(弁護士)なら全車種運転できるが、軽自動車免許(司法書士)には対象車両に上限があるイメージ。

費用は 司法書士のほうが2〜3割安い 傾向ですが、対応範囲が限定的です。借金額が140万円付近で迷ったら、弁護士に依頼するほうが後の手続き変更時にスムーズ です。

債務整理の手続きの流れを教えてください

7ステップ で進みます。最初の3ステップは制度共通、4ステップ目から制度別の処理に入ります。

ステップ

内容

目安時期

① 相談・見積もり

弁護士に状況を伝え、最適な制度を提案してもらう

初日〜1週間

② 委任契約・受任通知

正式に依頼し、受任通知を送付。督促ストップ

依頼後数日

③ 債権調査

取引履歴を取り寄せ、正確な借金額を確定。過払い金もチェック

1〜3ヶ月

④ 整理方針の決定

任意整理・個人再生・自己破産のどれで進めるか確定

履歴開示後

⑤ 手続き本体

任意整理: 和解交渉 / 個人再生: 申立て / 自己破産: 申立て

制度により異なる

⑥ 完了・返済開始

任意整理・個人再生: 和解後返済 / 自己破産: 免責確定

⑦ 信用情報の登録抹消

完済または免責から 5〜7年 で事故情報抹消

たとえると、7ステップは「家のリフォーム工事」と同じ流れ。見積もり → 契約 → 現状調査 → 設計 → 工事 → 引き渡し → アフターケア期間。抜き打ちでやることはなく、順を追って進みます

各ステップで弁護士から進捗連絡があるため、依頼者側は ほぼ書類提出と相談対応だけ で済みます。

債務整理を早く終わらせるコツはありますか?

3つの実務テク で大幅に短縮できます。

テク1: 書類を事前に揃えてから相談する

以下を初回相談時に持参すると、初回〜2回目で方針確定 できます。

  • 借金リスト(業者名・残高・契約年月)

  • 給与明細の直近3ヶ月分

  • 家計簿(直近2〜3ヶ月)

  • 契約書・カード明細

  • 通帳のコピー

テク2: 債権者数を絞れる場合は絞る

任意整理は 対象業者を選べる ため、過去に短期完済した業者や保証人付きの借金は除外できます。

テク3: 取引履歴の取り寄せ進捗を月1で確認

債権者によっては履歴開示が遅い場合があります。月1回弁護士に進捗確認 を入れるだけで、滞りが減ります。

たとえると、期間短縮テクは「料理の段取り」。先に下ごしらえ(書類)→ 必要な食材だけ買う(業者を絞る)→ 火加減を見守る(進捗確認)── ちょっとした工夫で完成までの時間が変わります。

これだけで 2〜3ヶ月の時間短縮 は十分実現可能です。

過払い金がある場合、費用はどうなりますか?

過払い金の回収額から弁護士費用を差し引ける ケースがほとんどで、結果的に 手出しゼロ になることもあります。

過払い金の発生条件:

  • 2010年6月以前の借入 で、利息制限法(年15〜20%)を超える金利を払っていた

  • 完済済みの過去の借入(時効: 完済から 10年)も対象

  • 現在も返済中の借入で、払い過ぎ分が元本を超える ケースも

過払い金の弁護士費用相場:

名目

相場

着手金

0〜2万円(無料が多い)

解決報酬

1〜2万円

回収報酬

過払い金返還額の 20%(裁判なし)/25%(裁判あり)

たとえると、過払い金請求は「払いすぎた電気料金の返金請求」。もう関係ないと思っていた古い借入でも、ルールが変わって(最高裁判例)返金される可能性があります。

過払い金チェックは無料相談時に必ず実施 されるので、古い借入がある方は申し出てください。詳しくは「過払い金請求の解説」を参照。

債務整理中に新しい借入はできますか?

できません。すべきではありません

手続き中の新規借入は以下の問題を引き起こします:

  1. 信用情報事故登録中 で、ほぼすべての審査に通らない(CIC・JICC・KSC)

  2. 自己破産では「詐欺的借入」とみなされ免責不許可 になる可能性(破産法 252条1項5号)

  3. 個人再生でも再生計画認可に支障 が出る

  4. 任意整理でも交渉に悪影響

生活費が足りない場合の代替策:

  • 法テラスの民事法律扶助 で弁護士費用立替&生活相談

  • 生活福祉資金貸付(社会福祉協議会)— 連帯保証人ありで無利子の公的貸付

  • 生活保護 — 収入と財産が一定以下なら申請可

  • 自治体の緊急小口資金 — 一時的な生活費の小口貸付

たとえると、手続き中の新規借入は「ダイエット中のカロリー摂取」と同じ。せっかくの努力を台無しにします。

受任通知後に督促が止まる ため、その間に支出を抑えれば家計は通常持ち直します。困ったら 必ず弁護士に相談、自己判断で借りないでください。

依頼後、何度も事務所に行く必要がありますか?

そんなに多くは行きません。手続きにもよりますが、目安は以下のとおり。

制度

来所回数の目安

任意整理

通常 1〜2回(初回相談+契約のみ。和解はメール・電話)

個人再生

3〜5回(相談・契約・書類確認・面談・認可確認)

自己破産

3〜6回(相談・契約・書類・審尋同行・免責確認)

来所が難しい方には:

  • オンライン相談(Zoom・LINE通話)

  • 郵送・メールでの書類やりとり

  • 電話での進捗確認

対応事務所が増えており、遠方の方や仕事で忙しい方も問題なく利用 できます。

たとえると、依頼後の来所は「市役所手続き」と同じ感覚。最初の窓口対応の後は、書類のやりとりがメインで、たまに本人確認のために行く ── という頻度です。

自己破産の審尋(裁判所での面談) は本人出頭が必要ですが、これも30分〜1時間程度の1回のみ。会社を半休すれば対応できる範囲です。

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