制度の利用条件

制度の利用条件

使えるか/向いているかの判断材料
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収入・財産・返済状況などの条件から、利用しやすい制度の目安を整理します。

「自分に使える制度」を見極めるために

債務整理には主に任意整理・個人再生・自己破産の3つの方法がありますが、誰でもどの制度でも自由に使えるわけではありません。収入の有無・借金の総額・財産の状況・過去の利用歴など、複数の条件が制度ごとに定められています。

「せっかく相談したのに、使えないと言われた」という事態を避けるためにも、まずは各制度の利用条件を把握しておくことが大切です。このカテゴリでは、制度別の条件を体系的に整理しています。

制度別 利用条件の早見表

条件任意整理個人再生自己破産
安定収入原則必要(3〜5年返済のため)必要(再生計画の履行)不要
借金の上限額制限なし5,000万円以下(住宅ローン除く)制限なし
裁判所の関与不要必要(再生計画の認可)必要(免責許可)
債権者の同意必要(任意の交渉)小規模再生は過半数の同意不要
財産の処分なし清算価値保障の範囲で影響原則あり(自由財産を除く)
資格・職業制限なしなし一部あり(免責確定まで)
再利用の制限期間特になし前回から7年以上前回から7年以上

上記はあくまで原則です。実際には個別の事情によって例外が認められるケースも多いため、詳細は各記事で確認してください。

このカテゴリで解決できる疑問

「制度の利用条件」カテゴリでは、自分がどの制度を使えるかを判断するための情報を記事ごとに掘り下げています。

よくある「条件の誤解」

誤解実際は?
収入がないと債務整理は一切できない自己破産は収入がなくても利用できます。生活保護受給中でも申立ては可能です。
ギャンブルや浪費が原因だと自己破産できない免責不許可事由に該当しますが、裁量免責により実際には9割以上が免責を受けています。
借金が少額だと相手にしてもらえない金額の下限はありません。ただし費用対効果を踏まえ、弁護士と相談のうえ判断します。
住宅ローンがあると個人再生できないむしろ住宅ローン特則を使うために個人再生を選ぶケースが多いです。ただし適用条件があります。
2回目の債務整理は認められない制限期間(7年)を経過していれば再度の自己破産も可能です。任意整理には回数制限がありません。

条件判断のフローチャート

あなたの状況候補となる制度確認すべき記事
安定収入があり、借金が比較的少額(〜300万円程度)任意整理任意整理の条件
住宅ローンがあり家を残したい、借金5,000万円以下個人再生個人再生の条件
収入が安定しない、または返済の見込みがない自己破産自己破産の条件
どの制度が合うかわからない3制度比較条件の違いを一覧比較

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利用条件を確認したら、次に気になるポイントの詳細を確認してみてください。

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まとめ — 条件を知ることが最適な制度選びの第一歩

債務整理は「どの制度を選ぶか」で結果が大きく変わります。そして制度選びの出発点は「自分が条件を満たしているかどうか」の確認です。

条件面でのセルフチェックで大まかな候補を絞ったら、最終的には弁護士・司法書士に相談して正式に判断してもらうのが確実です。このカテゴリの4記事で各制度の条件を確認し、次のステップへ進みましょう。

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