債務整理のよくある誤解10選 — 「人生終わり」は本当?

債務整理のよくある誤解10選 — 「人生終わり」は本当?

不安を払拭する正しい知識で、最初の一歩を踏み出そう
更新日:

「債務整理したら人生終わり」「家族に一生知られる」「二度とカードが作れない」── こうした 都市伝説 が、本来解決できる借金問題を 放置 させてしまうことがあります。実際のところ、ほとんどが事実と異なる誤解 です。

たとえると、債務整理にまつわる誤解は「夜中の家鳴り」。実体がわからないと一晩中眠れないけれど、「ああ、温度差で建材が縮んでる音か」と正体がわかれば 、急に怖くなくなる。借金の不安も、事実を知るだけで 解決の糸口が見えるケースが多いのです。

誤解の多くは 「自己破産=人生終わり」 という昭和的な印象が、いまだに一人歩きしているもの。実際には 戸籍にも住民票にも一切載らず、選挙権も失わず、会社をクビになることもありません。海外旅行も普通にでき、90%以上の方が再起 しています。

この記事では、債務整理にまつわる 10の誤解 を、ひとつずつ 数字と事実 で検証していきます。読み終わるころには、あなたの「漠然とした不安」が 「具体的な選択肢」 に変わっているはずです。

誤解①「債務整理=自己破産」ではない

誤解の内容

「債務整理する」と聞くと、ほとんどの方が 「自己破産する」 と同じ意味で受け取ります。だから「人生終わり」のイメージが強い。

正しい知識

債務整理は 4つの手続きの総称: 任意整理・個人再生・自己破産・特定調停。自己破産はその中の1つ にすぎません。

手続き

内容

任意整理

将来利息のカット(最も軽症)

個人再生

借金を1/5〜1/10に圧縮(家を残せる)

自己破産

借金を全額免除(最後の手段)

特定調停

簡易裁判所での和解

実際の利用比率: 任意整理が 約7割、個人再生・自己破産・特定調停を合わせて約3割。多くの方は自己破産せずに解決 しています。

たとえると、債務整理を「自己破産」とだけ思うのは「医療=手術」と思うのと同じ。実際は通院・投薬・リハビリなど 段階的な治療法 が用意されているのと同じ構造です。

借金額別の典型的な選択:

  • 100〜300万円・カード5社程度 → 任意整理(最多)

  • 300〜800万円・住宅ローンあり → 個人再生(住宅ローン特則)

  • 500万円以上・収入不安定 → 自己破産

  • 弁護士費用が払えない → 特定調停

「自分は自己破産しかない」と決めつける前に、まず無料相談で複数の選択肢を提示してもらう のが鉄則。多くの方が「思ったより軽い手続きで済む」と知って驚きます。


誤解②「戸籍や住民票に載る」

誤解の内容

「自己破産すると 戸籍 に『破産者』と書かれる」「住民票でバレる」── 親戚の昔話などで聞いた覚えがある方も多いはず。

正しい知識

債務整理の記録は、戸籍にも住民票にも一切載りません

  • ✅ 戸籍 — 載らない

  • ✅ 住民票 — 載らない

  • ✅ パスポート — 載らない(海外旅行も自由)

  • ⚠️ 官報に氏名掲載(自己破産・個人再生のみ)

ただし 官報 は紙の新聞ではなく インターネットでも閲覧可能だが、家族・職場が日常的に見るものではない。実際に 官報経由で家族にバレた事例はほぼありません

官報を見ているのは誰?

  • 信用情報業者・金融機関(業務上必要なため)

  • 闇金業者(破産者を狙う違法業者、しかし闇金からの勧誘は完全無視で問題なし)

  • 法律事務所・税理士(実務上の確認)

一般の家族・友人・近所が官報を読むことは 現実的にゼロ です。「戸籍に載る」という都市伝説の正体 は、戦前の旧戸籍法の名残で、現代の戸籍法では破産記録は一切残りません。

たとえると、官報は「業界専門誌」。一般書店で売られておらず、業界関係者だけが定期購読する性質。家族の目に触れることはまずありません。


誤解③「会社にバレて解雇される」

誤解の内容

「会社に債務整理の事実が伝わって、首になるのでは?」

正しい知識

債務整理を理由とした解雇は、労働契約法16条で無効

  • 会社への通知は 原則ない(給与差押えになると別)

  • 資格制限の対象職種(警備員・保険外交員・宅建士等)は 自己破産時のみ・4〜6ヶ月限定

  • 会社員・公務員・教師・看護師など 99%の職種は影響なし

たとえると、債務整理での解雇リスクは「シートベルトを締めない人を運転免許剥奪する」くらい根拠がない。法律上、私生活の事情で解雇する正当理由は認められません。

実際に問題になるのは 給与差押え で会社に通知が行くケース。債務整理せずに滞納を放置 したほうがバレるリスクが高い、という逆説。


誤解④「家族の信用情報にも影響する」

誤解の内容

「債務整理すると、子供の住宅ローンや学生時代のクレカ作成にも影響するのでは?」

正しい知識

信用情報は本人にしか紐付かない

  • ❌ 配偶者の信用情報 → 影響なし

  • ❌ 子供の住宅ローン審査 → 影響なし

  • ❌ 子供の進学・就職・奨学金 → 影響なし

  • ⚠️ 連帯保証人になっている場合は別(保証人として責任が発生)

家族カード・配偶者の与信枠は、家族が独立した信用情報を持っている ので、本人の事故登録は伝播しません。


誤解⑤「二度とクレジットカードが作れない」

誤解の内容

「債務整理したら、生涯クレカ無しで生きるしかない」

正しい知識

信用情報の事故登録期間(5〜10年)が経過すれば、再びカード審査の対象 に戻ります。

制度

信用情報事故登録期間

任意整理

完済から 約5年

個人再生

約5〜10年(KSCは10年)

自己破産

約5〜10年

期間中も デビットカード・家族カード・プリペイドカード・後払いアプリ(PayPay 後払い等) で広く代用可能。完全にカードレス生活 になることはありません。

たとえると、信用情報事故登録は「学校の停学処分」のようなもの。期間が明ければ再入学(カード再取得)でき、期間中も別の手段(デビットカード等)で日常を回せます

期間中に使える代用手段の一覧:

種類

審査

主な用途

デビットカード

なし

クレカと同様の決済(即時引落)

プリペイドクレカ(バンドルカード等)

なし

ネット決済・チャージ式

家族カード

本人審査なし

配偶者・親のクレカに紐付く子カード

後払いアプリ(PayPay/メルペイ等)

信用情報照会なし

月数万円までの後払い

ETCパーソナルカード

デポジット制

高速道路利用専用

デポジット型クレカ(Nexus Card等)

緩い

預託金担保で発行

抹消後の クレカ再取得のコツ:

  1. 流通系カード(イオン・楽天・ヤフー)から申込む — 審査が比較的柔軟

  2. 同時に複数申込まない — 申込ブラックを避ける

  3. 携帯電話の支払い実績を積む — 通信費は信用情報加点に

  4. 正社員雇用 3年以上 で安定性を示す

  5. 同一住所に長期居住 で居住安定性を示す


誤解⑥「持ち家は絶対に手放す」

誤解の内容

「債務整理すると家を失う」

正しい知識

制度の選択次第で、家を残せます

制度

持ち家への影響

任意整理

影響なし

個人再生(住宅ローン特則)

家を残せる

自己破産

原則処分(競売または任意売却)

家を残したい方の第一選択は「個人再生+住宅ローン特則」。住宅ローン以外の借金を1/5〜1/10に圧縮しつつ、住宅ローンはそのまま支払い続けて家を維持する仕組みです。


誤解⑦「年金や生活保護がもらえなくなる」

誤解の内容

「自己破産すると、年金まで没収される」「生活保護を受けられない」

正しい知識

  • 年金受給権は差押え禁止財産(民事執行法)。自己破産でも没収されません

  • 生活保護受給中でも自己破産は申立て可能

  • 法テラスの立替金 は生活保護受給中なら 返済免除 されることが多い

「借金で生活保護が打ち切られる」のではなく、むしろ 借金を整理して生活保護で再起する のが標準ルートです。

生活保護受給と債務整理の関係:

状況

推奨される手続き

生活保護受給中・借金あり

自己破産が標準。法テラスで弁護士費用も免除

生活保護申請前・借金あり

自己破産で借金整理してから申請(審査が通りやすい)

生活保護受給中・少額借金

自己破産または時効援用

生活保護受給者は 法テラスの民事法律扶助 で弁護士費用は 完全免除 されます。手元ゼロ円で完結する仕組みが整っています。


誤解⑧「借金が少額だと相手にしてもらえない」

誤解の内容

「100万円程度の借金じゃ、弁護士は相手にしてくれない」

正しい知識

金額の下限はありません。100万円でも、50万円でも相談可能。むしろ少額のうちに任意整理 で済ませた方が、結果的に コスト・期間・影響 すべてで有利です。

たとえると、借金額で躊躇するのは「軽い風邪で病院に行くのは恥ずかしい」と思うのと同じ。早期受診のほうが軽症で済むのは、医療も借金も同じです。

少額借金での選択肢の例:

  • 30万円・カード1社 → 任意整理(弁護士費用 約3万円、減額メリットは少ないが利息カット)

  • 80万円・消費者金融2社 → 任意整理(費用 約8万円、利息カットで月返済額 ▲30%)

  • 150万円・カード5社 → 任意整理(費用 約20万円、月返済額 ▲50%)

少額のうちに動く ほど、結果として トータルコストが小さい ことが多いです。


誤解⑨「手続き中は生活が制限される」

誤解の内容

「自己破産の手続き中は、海外旅行も外食もできない」

正しい知識

日常生活に制限はほぼありません

行動

自己破産手続き中の制限

通常の外食・買い物

制限なし

海外旅行

管財事件のみ管財人の許可が必要(同時廃止は不要)

仕事・転職

制限なし(資格制限職種は別)

引っ越し

管財事件のみ管財人の許可が必要(同時廃止は不要)

結婚・出産

完全に自由

同時廃止(財産が少ない多数派ケース)なら、ほぼ通常通りの生活 で手続きが進みます。


誤解⑩「一度失敗したら二度とできない」

誤解の内容

「過去に債務整理した人は、もう使えない」

正しい知識

期間制限はありますが、再利用可能

制度

再利用までの期間

任意整理

回数制限なし

個人再生

前回から 7年以上

自己破産

前回から 7年以上

任意整理の 「途中で和解条件が守れなくなった」 場合は、再度の任意整理 or 個人再生・自己破産への切り替えが可能。1回失敗しても次のルートがある 制度設計です。

たとえると、再利用ルールは「自動車免許の再取得」と同じ。一定期間が経てば再びチャレンジできる、という構造です。


制度別に詳しく知りたい方へ

ここまでの誤解の解説で、事実関係 がわかったら、次は 自分に合う制度を選ぶ段階 です。各制度の詳細はピラーページにまとまっています。

たとえると、各制度ピラーは「処方箋の詳細マニュアル」。誤解を解いた後(この記事)で、必要な処方箋(制度詳細)に進むのが効率的です。


不安が消えない方へ — 「動かないリスク」のほうが大きい

10の誤解を見てきましたが、それでも 「やっぱり踏み出せない」 という方も多いはず。最後に、「動かないリスク」 の正体を整理します。

放置で起こる悪化のパターン

段階

発生する事象

1〜2ヶ月滞納

督促電話・郵便が頻繁に来る、精神的負担が大幅増加

3ヶ月滞納

信用情報事故登録(債務整理しなくても登録される)

3〜6ヶ月滞納

代位弁済 / 保証会社からの一括請求

6ヶ月以降

訴訟・差押え(給与・預金・不動産)

訴訟確定後

会社・家族に必ず知られる、執行は10年継続可能

たとえると、放置は「歯医者の先延ばし」。痛みが軽いうちなら詰め物で済むが、放っておくと神経除去・抜歯・インプラントへ。債務整理も同じく、早ければ軽症で終わる

実は「動かない」ことが一番のリスク

債務整理は 「やる/やらない」の選択 ではなく、「いつやるか」の選択。多くの方が:

  • もっと早く動けばよかった

  • 督促に怯えて1年無駄にした

  • 自己破産しか選べなくなる前に任意整理で済ませたかった

と振り返ります。1日でも早く相談する だけで、選べる制度の幅と再起のスピードが大きく変わります。

初回相談は無料、断っても費用は発生しません。電話1本で 「自分の場合はどの制度になるか」 を診断してもらえます。


まとめ — 正しい知識が最初の一歩

債務整理にまつわる10の誤解を見てきましたが、共通するのは 「事実より印象が先行している」 こと。実際は 国が法律で用意した正式な救済制度 であり、年間12万人以上が利用しています。

たとえると、債務整理の誤解を解くことは「健康診断の結果を読む」と同じ。基準値を見れば「ああ、自分は標準範囲内だった」「ここは要注意」と冷静に判断できます。事実を知ることで、初めて行動が選べる ようになります。

「もしかして自分にも当てはまる?」と思ったら、まず無料相談 を1件予約してみてください。事実を伝えるだけで、不安の多くは解消されます。

「事実」を確認するための3ステップ

不安を具体的な選択肢に変えるには、以下の手順が最短ルートです。

  1. 自分の借金状況を数字で把握 — 業者・残高・金利を一覧化

  2. 3社以上の弁護士・司法書士で無料相談 — 同じ状況で異なる意見を聞く

  3. 「どの制度が自分に合うか」の試算結果を比較 — 費用・期間・影響を見比べる

たとえると、3ステップは「家を建てる前の見積もり比較」。家族構成・予算・敷地が違えば最適なプランも違うように、借金額・財産・収入で最適な制度は変わります。

1社で決めず、3社以上で比較 するのが、後悔しないための鉄則。複数の専門家の意見を聞くことで、誤解の最後の1つも消せるはずです。

比較の際に聞くべき質問の例:

  • 「自分の状況だと、どの制度が候補ですか?」

  • 「総額の見積もりを書面で出してください」

  • 「他社にも相談してから決めて構いませんか?」

  • 「途中で制度を変更する場合の費用は?」

  • 「法テラスは使えますか?」

これらに 明確に答えてくれる事務所 が信頼できる事務所です。「即決を迫る」「他社相談を制限する」事務所は避けましょう。

「動く前に1日でも考えたい」 という方も、相談予約だけは早めに入れておくのがおすすめ。予約から実際の相談日まで通常 1日〜1週間程度 あり、その間に十分検討できます。予約は無料で、キャンセルも可能。気軽に1本だけ電話を入れてみましょう。

10の誤解はどれも、「事実を知るだけで簡単に解消できる」 性質のものでした。正しい知識を装備した今こそ、行動に移すタイミング。漠然とした不安に何ヶ月も時間を奪われるより、専門家に1時間話を聞いてみる方が、はるかに効率的に解決に近づけます。

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この記事を書いたのは 編集部/山井詩乃

編集部/山井詩乃

ファイナンシャル・プランニング技能士保有。金融分野の記事執筆歴3年以上。インディーズレーベルから歌手としてデビューし、Apple Music等の主要音楽配信サービスで楽曲をリリースした異色の経歴を持つ。現在は編集部キャップ・タジュウの下で金融知識と執筆技術の研鑽を重ねながら、音楽と執筆の両軸で活動中。「難しいお金の話を、もっとわかりやすく」をモットーに、読者目線の記事づくりを心がけている。

監修 奥野正智 司法書士

ウイズユー司法書士事務所

奥野正智 司法書士

債務整理や闇金問題への対応を中心に、幅広い法務サービスを提供する司法書士・行政書士。これまでに8万件を超える闇金相談・解決実績を有し、特に違法業者への対応や借金問題の解決において豊富な経験を持つ。司法書士と行政書士のダブルライセンスを活かし、債務問題から各種手続きまで一貫した対応が可能。依頼者の状況を的確に把握し、迅速かつ実務的な解決を重視している。また、闇金被害に関する啓発活動にも取り組み、メディア出演や情報発信を通じて被害防止に寄与。法テラス登録相談員としての活動や、LEC東京リーガルマインド専任講師としての教育活動など、多方面で実務と社会貢献の両立を図っている。大阪司法書士会会員(第2667号)/簡裁認定番号第312416号/大阪府行政書士会会員(第7123号)/申請取次行政書士登録番号 行-172022200021

よくある質問

債務整理が「人生終わり」と言われるのはなぜですか?

昭和〜平成初期の社会的偏見 の名残です。当時は自己破産すると官報を職場の人に見られたり、近所に噂が広まったりするケースもあったため「終わり」という印象が定着しました。

現代では:

  • 官報を日常的に読む民間人はほぼゼロ(業界関係者以外)

  • 戸籍・住民票には一切記載されない

  • 選挙権・被選挙権 も失われない

  • 就職・結婚・引越し にほぼ影響なし

  • 海外旅行・パスポート も自由

たとえると、「人生終わり」という印象は「結核は不治の病」みたいな古い知識。医療が進んで治療法が確立したのに、昔のイメージだけが残っているのと同じです。

年間 約12万人 が債務整理を利用しており、95%以上が再起 しています。「人生終わり」は完全に過去の都市伝説です。

「自己破産すると選挙権を失う」と聞きましたが本当ですか?

完全な誤解です選挙権・被選挙権を失うことはありません

選挙権を失う条件(公職選挙法 11条):

  • 禁固以上の刑 に処せられた者

  • 公職にあるとき罪を犯し、刑に処せられた者

債務整理(任意整理・個人再生・自己破産・特定調停)は 刑事罰ではない ため、選挙権・被選挙権の制限対象外です。

たとえると、選挙権の喪失は「重罪での有罪判決」。借金整理という民事的な手続きとは無関係の話です。

他にも以下は 失われません:

  • 国籍

  • 結婚・離婚の権利

  • 子の親権

  • 年金受給権

  • 生活保護の受給権

「人としての基本的な権利」はすべて保たれます

「自己破産すると賃貸住宅から追い出される」のは本当ですか?

今住んでいる物件から追い出されることはありません。家賃を滞納していなければ更新も問題なく可能です。

ただし 新規契約時 は注意が必要:

保証会社の種類

ブラックリスト期間中の影響

独立系保証会社(日本セーフティ等)

影響なし、契約可能

信販系保証会社(オリコフォレントインシュア等)

CIC を照会 するため審査落ちの可能性

連帯保証人型(人を立てる古い形式)

影響なし、契約可能

たとえると、賃貸契約は「学校選び」と同じ。私立(信販系)は審査が厳しいが、公立(独立系・公営)は別ルートで通れる、と同じ構造です。

対応策:

  • 独立系保証会社の物件を選ぶ

  • 連帯保証人を立てる(親族など)

  • 公営住宅 は信用情報審査なし

  • UR都市機構 も信用情報照会なし

現在住んでいる物件の契約解除は法的にできない ため、転居時の新規契約だけ気をつければOKです。

「会社の経営者は自己破産できない」のは本当ですか?

誤解です会社の代表者・役員でも自己破産できます。法的に制限はありません。

ただし以下の点で注意:

  • 会社の連帯保証 をしている場合、社長個人にも請求が来る

  • 取締役の地位 は自己破産で 欠格事由 に該当(一時的に解任)

  • 自己破産後の 再就任は可能

会社経営者向けの選択肢:

選択肢

内容

個人破産+会社破産

両方同時に整理(最も多い)

経営者保証ガイドライン

個人破産を回避しつつ保証債務を整理

私的整理 / 特別清算

会社の借金だけ整理、個人は影響最小化

たとえると、経営者の債務整理は「お店ごと閉店するか、看板だけ変えるか」の選択。状況に応じて、個人破産か経営者保証ガイドラインかを選びます。

詳しくは「法人破産・特別清算の解説」を参照してください。

「債務整理すると公務員を辞めさせられる」と聞きましたが?

誤解です。公務員も債務整理を利用できます。債務整理を理由とした懲戒・解雇はできません(国家公務員法・地方公務員法)。

注意点:

  • 給与差押えに発展すると 庶務担当者経由で会社(職場)に知られる

  • 自己破産でも 公務員の身分は維持 される(一部の警察官・自衛官等を除く)

  • 共済組合からの貸付 は別途整理対象になる

たとえると、公務員の債務整理は「税理士事務所での確定申告」。私的な家計の整理であり、職務遂行能力とは別問題、と同じ構造です。

対応のポイント:

  1. 給与差押え前に債務整理を開始 する(受任通知で執行停止できる)

  2. 共済貸付は対象から除外 または個別交渉

  3. 任意整理を選べば官報公告なし で職場に知られにくい

公務員は 比較的安定収入があるため、任意整理で完済できるケースが多い のが実態です。

「債務整理すると周りに知られる」のは本当ですか?

任意整理ならほぼ知られません。「周りにバレる」という誤解は、官報公告のある自己破産・個人再生の話が混ざったもの。

手続き別の「知られやすさ」:

手続き

同居家族

別居家族

職場

近所

任意整理

バレにくい

バレない

バレない

バレない

個人再生

官報公告で可能性あり

バレない

バレない(給与差押え回避時)

バレない

自己破産

官報公告で可能性あり

バレない

バレない(資格制限職以外)

バレない

たとえると、債務整理の秘匿性は「医療履歴」と同じ。本人が話さない限り周りには伝わらない、という基本構造です。

対策:

  • 郵便物は弁護士事務所宛て

  • 電話は携帯のみ

  • 同居家族には事前相談 を検討(官報公告対象の手続きの場合)

SNS・口コミでバレるのは本人が話してしまう場合が大半。秘匿したいなら自分から話さないのが鉄則です。

「結婚相手や恋人に必ず話さなければならない」のですか?

法的義務はありません。債務整理の事実を結婚相手・恋人に告げる法的義務は一切ありません。

ただし状況による検討は必要:

状況

推奨

既に完済済み・5〜7年経過済み

言わなくてOK(信用情報も抹消済み)

手続き中・返済中

配偶者の協力が必要なら相談検討

連帯保証人を頼みたい

信用情報事故があるため事前相談必須

共有名義での住宅購入

借入できないため事前共有

たとえると、過去の債務整理は「過去の病気」。完治したものを伝える義務はないが、現在の家計に影響があるなら共有するのがベター、と同じ判断軸です。

戸籍・住民票には載らない ため、結婚相手の家族が役所で調べてもバレません。婚活の場面でも、過去の債務整理は気にする必要なし。

ただし 結婚後に高額のローンを組む(住宅・車)予定がある なら、信用情報事故が解消されているか確認しておくと安心です。

「債務整理は10年くらい経てば全部消える」と聞きましたが本当ですか?

ほぼ正しいですが、正確には5〜7年 で信用情報が抹消されます。10年というのは旧 KSC(全銀協)の登録期間で、2022年11月以降は7年に短縮されました。

2026年現在の信用情報抹消期間:

信用情報機関

任意整理

個人再生

自己破産

CIC(クレカ系)

完済から 5年

完済から 5年

免責から 5年

JICC(消費者金融系)

完済から 5年

完済から 5年

免責から 5年

KSC(銀行系)

完済から 5年

完済から 7年

免責から 7年

抹消後は:

  • クレカ・ローンの審査対象に復帰

  • 流通系クレカ(イオン・楽天など)から審査が通りやすい

  • 住宅ローンも審査可能(ただし他の条件次第)

たとえると、信用情報の抹消は「免許停止期間の終了」。一定期間が過ぎれば自動的に解除され、再び運転できる、と同じ構造です。

完済証明書・免責決定通知書を保管 しておくと、抹消されていないトラブル時の交渉材料になります。

「保険の契約や受取人指定にも影響する」のは本当ですか?

ほとんど影響しません

保険関連の影響:

項目

影響

既存の生命保険の継続

影響なし、解約不要

新規生命保険契約

通常可能(信用情報照会しない保険会社が多い)

学資保険

通常可能

自動車保険・火災保険

影響なし

解約返戻金

自己破産時は 20万円超で処分対象(東京地裁基準)

生命保険の受取人

自由に指定可能

注意点:

  • 自己破産で解約返戻金が20万円超 だと管財対象になる場合あり(自由財産拡張で残せるケースも)

  • 死亡保険金 は受取人固有の権利のため、自己破産しても遺族が受け取れる

たとえると、保険と債務整理は「別の口座」。一方の問題が他方に直接波及しない構造です。

家族のための生命保険 は、自分が自己破産しても家族の保障には影響しない のが基本ルールです。

「相談しただけで信用情報に記録される」のは本当ですか?

完全な誤解です弁護士や司法書士に相談しただけで信用情報に記録されることはありません

信用情報事故が登録されるのは:

  1. 延滞: 2〜3ヶ月以上の支払い遅延

  2. 代位弁済: 保証会社が肩代わり

  3. 債務整理の手続き開始: 受任通知の到達時 or 申立て時

  4. 強制解約: 業者から契約解除された

相談・無料診断は 完全にオフレコ で、外部への通知は一切ありません:

  • 業者・金融機関には伝わらない

  • 信用情報機関には登録されない

  • 役所・税務署にも伝わらない

たとえると、相談は「お医者さんとの会話」。診察内容が外に漏れないのと同じく、弁護士・司法書士には 守秘義務(弁護士法 23条) があり、相談内容は秘匿されます。

「相談したら借金完済を強要される」「断れば不利になる」も完全な誤解。相談は無料で、断っても全く問題ありません。安心して気軽に予約してください。

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