「借金がつらい」と感じたら読む 債務整理の始め方ガイド

「借金がつらい」と感じたら読む 債務整理の始め方ガイド

相談先の選び方から初回面談の準備まで、はじめの一歩をサポート
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「給料日前に財布が空になる」「督促の電話が怖くて出られない」「もう何からすればいいかわからない」── 借金がつらい状態にいる方は、朝起きるたびに胃がキリキリする ような毎日を送っていることでしょう。

たとえると、借金で苦しい状態は「真っ暗な部屋で出口を探す」のと同じ。何が問題で、どう解決すればいいかが見えないから、余計に怖くなる。まずは部屋の電気をつける(情報を得る)こと、そして 出口の方向(行動の手順) を知ることで、初めて足が動きます。

債務整理は 「何から始めればいいか分からない」 が最大の壁。この記事では、債務整理を検討すべき5つのサイン相談先の選び方(弁護士・司法書士・法テラス)、初回相談で必要なもの・聞かれること費用が払えない場合の対処法 まで、最初の一歩を踏み出すための手順 を順を追って解説します。

「相談=即依頼」ではありません。ほとんどの法律事務所が初回無料相談 で、断ることもできます。まず話を聞いてみる ことから、解決は始まります。

① 「もう無理かも」と思ったときに知ってほしいこと

借金が重くなり、「もう自分には解決できない」「人生終わった」 と感じている方へ。それは終わりではなく、適切なルートに乗り換える合図 です。

たとえると、債務整理は「カーナビの再ルート計算」。今走っている道(自力返済)が大渋滞でも、別ルート(法的手続き)に切り替えれば目的地(生活再建)に到達 できます。カーナビが「ルート再計算」してくれるのと同じく、法律家が新しい道筋を引き直してくれる のが債務整理です。

「相談したら即依頼させられるのでは」と心配する方が多いですが、初回相談はほぼ無料、断っても費用は発生しません。話を聞いてもらうだけ という使い方も普通です。


② 債務整理を検討すべき5つのサイン

以下のサインに 1つでも当てはまる 場合、債務整理を検討する段階に来ている可能性があります。

たとえると、これらのサインは「健康診断の数値が赤字」。1つの項目でも基準を超えたら病院に行くように、借金にも 「専門家を頼るタイミングを示す指標」 があります。

サイン① 毎月の返済額が収入の3分の1を超えている

家計の 黄金比は「住居費1/3・生活費1/3・貯蓄/予備1/3」返済が3分の1を占めると貯蓄ゼロ、何かトラブルが起きれば即破綻の状態です。

サイン② 返済のために別の借入をしている

これは 黄信号ではなく赤信号。自転車操業は数ヶ月で限界が来ます。早急な相談 が必要なフェーズです。

サイン③ 督促状・催告書が届き始めた

通常の督促電話を超えて 書面(督促状・催告書) が届くのは、「もうすぐ訴訟・差押え」のサイン書面が届いた時点ですぐに弁護士に相談 すれば、受任通知で督促を止められます。

サイン④ 差し押さえの予告を受けた

ここまで来ると 数週間〜1〜2ヶ月で給与差押え が現実になります。会社にも知られる 可能性があり、最後の防波堤としての債務整理 が必要なフェーズ。

サイン⑤ 生活費が払えない月が続いている

食費・光熱費を切り詰めて返済に回すのは 健康と精神を蝕む持続不可能な状態借金よりも生活が先。この段階に来ているなら、迷わず相談へ。


③ 相談先はどこ?弁護士・司法書士・法テラスの違い

債務整理の主な相談先は3つ。自分の状況 に合わせて選びましょう。

相談先

対応範囲

費用感

向いている人

弁護士

全制度・全金額

1社3〜5万円〜

借金が大きい、複雑な事案

司法書士(認定司法書士)

1社140万円以下 の任意整理

やや安い

借金が少なめ、シンプルな事案

法テラス

経済的困窮者向け立替制度

立替制度で月5,000〜10,000円返済

手元資金が少ない方

たとえると、3つの相談先は「医療における3つの選択肢」。総合病院(弁護士)→ 専門クリニック(司法書士)→ 公的医療相談窓口(法テラス)── 重症度・予算で使い分けます。

弁護士

全ての制度に対応、借金額の上限なし。個人再生・自己破産・大型の任意整理なら弁護士一択です。

司法書士(認定司法書士)

1社あたりの債務が140万円を超えると代理権がない という制限あり。借金が比較的少額(カード5社で総額300万円程度)なら司法書士でも問題ありません。

法テラス(日本司法支援センター)

国が設立した公的機関。経済的に困窮している方向けの 民事法律扶助制度 で、弁護士費用を立て替えてくれます。月5,000〜10,000円 の分割返済で、手元資金ゼロでも始められます。

そのほかの相談窓口

  • 各地の 弁護士会・司法書士会の無料相談

  • 自治体の 多重債務相談窓口(市役所・区役所)

  • 消費生活センター(188 番)


④ 初回相談で聞かれることと準備するもの

「相談で何を話せばいいかわからない」── そう感じる方は多いですが、準備は最小限でOK。むしろ 手ぶらで行って大丈夫 です。

たとえると、初回相談は「初診の問診票」。既往歴・症状・薬の名前を完璧に書ける人はいないように、「分かる範囲で」「ざっくり」で十分。後から弁護士が業者から正確な情報を取り寄せます。

事前に整理しておきたい情報

メモ書きでOK。揃わなくても相談は受けられます。

  • 業者名と借入額(カード会社・消費者金融・銀行など)

  • 直近の月収(手取りでOK)

  • 家族構成

  • 持ち家・車の有無

  • 連帯保証人の有無

初回相談で聞かれる主な質問

  • 借金の総額・社数・最古の取引時期

  • 月収・家計の状況

  • 守りたい財産(家・車・退職金など)

  • 家族・職場への影響を気にするか

  • 過去の債務整理経験

これらに答えるだけで、「あなたには●●整理が合いそう」 という方針が初回で見えてきます。


⑤ 相談から手続き開始までの流れ

ステップ1: 無料相談(電話・Web・来所)

事務所に 電話 or Web フォーム で予約 → 当日30分〜1時間の相談。料金は基本ゼロ

ステップ2: 借入状況の確認・方針決定

提案された制度(任意整理・個人再生・自己破産)を聞き、疑問点を全部聞く1社で決めず2〜3社で相見積もり 推奨。

ステップ3: 委任契約の締結

依頼を決めたら 委任契約書にサイン。費用支払い計画も決定(分割払い対応事務所が多数)。

ステップ4: 受任通知の発送 → 督促がストップ

この瞬間が一番重要貸金業法21条1項9号 により、受任通知到達後は本人への督促が法律で禁止。多くの方が「ここで初めて深く眠れた」と振り返る瞬間です。

ステップ5: 各手続きの開始

選んだ制度に応じて、和解交渉(任意整理)/ 申立て(個人再生・自己破産)/ 調停申立て(特定調停)が始まります。

たとえると、5ステップは「家のリフォーム工事」と同じ流れ。見積もり → 契約 → 工事開始通知(受任通知)→ 工事 → 完成。一番ホッとするのは「工事開始」の合図 = 督促ストップの瞬間です。

受任通知後に起きる「生活の変化」

受任通知が出されると、生活には目に見える変化が起こります。

変化

内容

督促電話・郵便がゼロに

受任通知到達日からすべての督促が法律で禁止される

返済も一旦ストップ

整理方針が決まるまで支払い猶予

家計に余裕が生まれる

月3〜10万円の返済原資が一時的に手元に

精神的な負担が大幅軽減

「電話が鳴る恐怖」「郵便受けを見たくない不安」が消える

仕事への集中力が戻る

ストレスから解放され、本業に集中できる

たとえると、受任通知は「家計のリセットボタン」。完璧に元通りではないが、過剰な負担が一気にゼロになり、健全な家計プランを立て直せる土台 ができます。

この段階で 「もっと早く動けばよかった」 という相談者の声が圧倒的に多いです。借金額が小さいうちなら、選べる制度(任意整理など)も軽く済みます。


⑥ 費用が払えない場合の対処法(法テラス・分割)

「相談したいけど費用が払えない」── これはよくある悩みです。手元資金がほぼゼロ でも始められる方法は、ちゃんと用意されています。

① 法テラスの民事法律扶助制度

収入・資産が一定基準以下なら、弁護士費用を立替 → 月5,000〜10,000円で返済。生活保護受給中なら返済免除 の場合も。

② 分割払い対応の事務所を選ぶ

着手金を 3〜10回に分割 できる事務所多数。受任通知で返済が止まった分 を費用に積み立てる方法。

③ 着手金無料の事務所を探す

任意整理は 着手金無料・成功報酬制 の事務所が多数。「とにかく相談したい」なら最適。

④ 受任後に積み立てる

受任通知で督促が止まり、月3〜5万円の返済が浮く → そこから費用を積み立てる、というプランが現実的。

⑤ 生活保護との併用

生活保護受給中でも 自己破産は申立て可能。法テラスの立替金は 返済免除 されることが多いです。

たとえると、費用支援制度は「医療費の高額療養費制度」。本来の費用は高くても、所得に応じて実質負担を抑える仕組み が用意されています。「お金がないから動けない」は誤解です。


⑦ 家族や職場に知られずにできる?

最も気になる 「バレる/バレない」 の実情を、制度別に解説します。

任意整理 — 最もバレにくい

  • 裁判所を通さない ため家族にも知られず進めやすい

  • 郵便物は 弁護士事務所宛 にできる

  • 督促電話・督促状もストップ するので、家族の前で慌てる場面も消える

個人再生 — 書類準備でバレる可能性あり

  • 同居家族の 収入証明(給与明細・源泉徴収) が必要な場合

  • 自宅に 裁判所からの郵便 が届く可能性

  • 家族と相談しながら進める のが現実的

自己破産 — 個人再生と同様

  • 同居家族の収入証明が必要なケース

  • 官報掲載(紙の新聞に載るわけではないので家族はまず見ない)

  • 持ち家がある場合は処分で必ずバレる

たとえると、家族への秘匿難易度は「サプライズパーティーの規模」と同じ。任意整理(小規模サプライズ)は隠せても、個人再生・自己破産(盛大)は事前共有が現実的です。

職場については、債務整理を理由とした解雇は労働契約法16条で無効自己破産の資格制限対象職種(警備員・保険外交員等)は4〜6ヶ月のみ制限あり。

知られたくない場合の追加テク(任意整理向け)

任意整理で 家族・職場に知られず進める には、いくつかの追加の工夫があります。

  1. 郵便物の事務所留め — 委任契約書・進捗連絡もすべて事務所宛に

  2. 連絡手段は携帯のみ — 自宅の固定電話には絶対かけないよう指定

  3. メール優先のやりとり — 同居家族の目に触れない形式で進捗共有

  4. 通帳の引落口座を本人名義口座に分離 — 配偶者と共有していると気付かれる原因

  5. クレカの一括解約は避ける — 「最近、クレカが急に使えなくなった」と気付かれる

  6. 借金リスト・契約書類の保管 — 家ではなく事務所か信頼できる第三者に

たとえると、家族に知られない任意整理は「家計の小手術」。麻酔(精神的負担の軽減)の効きは早いが、傷跡(変化)を最小限にする工夫が必要です。

これらの工夫を組み合わせることで、多くの方が「全く家族に気付かれずに完済まで到達」 しています。詳しくは「債務整理は家族にバレるか?影響範囲と隠す具体的な方法」も参照してください。

状況別 「最初の一歩」シナリオ集

実際にどんなパターンで動いているか、典型的な3ケースを紹介します(属性のみ)。

ケース1: 30代会社員・カード5社・借金350万円

状況: 月収手取り25万円、毎月返済10万円。リボ払いで元金が減らず、給料日後すぐに残高ゼロ。 最初の一歩: 平日夜に Web フォームから3事務所に相談予約 → 翌週オンラインで30分相談 × 3社 → 一番丁寧な事務所を選択。 結果: 任意整理で月3万円×5年返済に。月7万円の余裕 が生まれ、貯金開始。

ケース2: 50代パート・夫の医療費で借金600万円・収入月8万円

状況: 夫の入院費用でカードを使い、退院後の収入減で返済原資ほぼゼロ。預金は20万円だけ。 最初の一歩: 法テラス(無料)に電話相談 → 民事法律扶助の利用申請 → 提携弁護士に依頼。 結果: 自己破産で全額免除、約半年で免責決定。手元現金99万円・年金は全額 守れた。

ケース3: 40代自営業・事業資金で1,200万円・住宅ローン2,500万円

状況: 事業の運転資金で借入が膨らんだが、住宅ローンは順調に返済中。家は絶対に手放したくない。 最初の一歩: 個人再生に強い弁護士事務所をネットで検索 → 初回相談(オンライン)で住宅ローン特則を確認 → 即日契約。 結果: 個人再生(住宅ローン特則)で1,200万円→240万円に圧縮、3年返済。家を残しつつ事業継続 に成功。

たとえると、3ケースは「同じ病気でも処方箋が違う3人の患者」。借金額・収入・財産の組み合わせで、最適な処方箋(制度)と動き方が変わる のがわかります。

どのケースも 「専門家に相談した瞬間から状況が好転」 している点が共通。動かないことが最大のリスク です。

制度別の詳しい仕組みは各ピラーへ

具体的な制度を詳しく知りたい方は、それぞれのピラーページをご覧ください。

たとえると、各制度ピラーは「処方箋の詳細マニュアル」。この記事(始め方ガイド)で全体像を掴んだら、必要な処方箋(制度詳細)に進むのが効率的です。


⑧ まとめ — 最初の一歩は「電話の予約」だけでいい

借金がつらいと感じたら、最初の一歩は「相談予約の電話 1本」だけ。それ以上のことを、最初から決める必要はありません。

たとえると、最初の電話は「119番」に近い感覚で大丈夫。「自分の症状で呼んでいいのか」と迷う必要はなく、プロに状況を伝える時点で、解決への道が開きます

このページの内容を踏まえて、まずは無料相談を1件予約 してください。話を聞いてみるだけで、漠然とした不安が具体的な選択肢に変わります

「電話する前に整理すること」3点セット

電話の予約を 5分で済ませる ためのチェックリストです。完璧でなくてOK、「だいたい」レベルで構いません。

項目

準備内容

借金の概要

何社・総額いくら・最初の借入時期(メモ書きOK)

現在の収支

月収手取り・月の固定支出(家賃・光熱費・通信費)

守りたいもの

家・車・退職金・家族への影響を避けたいか

たとえると、相談前の準備は「初診の問診票」。完璧に書ける人はいないし、書けなくても診察は受けられる。「分かる範囲で」「ざっくり」で十分 です。

電話では「借金の相談で予約を取りたい」と一言伝えれば、あとは事務員が必要事項を聞いてくれます。所要時間 5分 で予約完了。早ければ翌日、遅くとも1週間以内に相談日を取れます。

借金は時間とともに 状況が悪化 しがちです。「まだ大丈夫」と思った時 が、実は一番動きやすいタイミング。今日この瞬間に1社、予約を取ることから始めてみてください。

予約電話に出るのは事務員の方なので、専門用語は一切不要。「借金の相談をしたい」「初回無料の予約をお願いします」と伝えれば、必要な情報をすべて聞いてくれます。まずは1本 だけで結構です。

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この記事を書いたのは 編集部/山井詩乃

編集部/山井詩乃

ファイナンシャル・プランニング技能士保有。金融分野の記事執筆歴3年以上。インディーズレーベルから歌手としてデビューし、Apple Music等の主要音楽配信サービスで楽曲をリリースした異色の経歴を持つ。現在は編集部キャップ・タジュウの下で金融知識と執筆技術の研鑽を重ねながら、音楽と執筆の両軸で活動中。「難しいお金の話を、もっとわかりやすく」をモットーに、読者目線の記事づくりを心がけている。

監修 奥野正智 司法書士

ウイズユー司法書士事務所

奥野正智 司法書士

債務整理や闇金問題への対応を中心に、幅広い法務サービスを提供する司法書士・行政書士。これまでに8万件を超える闇金相談・解決実績を有し、特に違法業者への対応や借金問題の解決において豊富な経験を持つ。司法書士と行政書士のダブルライセンスを活かし、債務問題から各種手続きまで一貫した対応が可能。依頼者の状況を的確に把握し、迅速かつ実務的な解決を重視している。また、闇金被害に関する啓発活動にも取り組み、メディア出演や情報発信を通じて被害防止に寄与。法テラス登録相談員としての活動や、LEC東京リーガルマインド専任講師としての教育活動など、多方面で実務と社会貢献の両立を図っている。大阪司法書士会会員(第2667号)/簡裁認定番号第312416号/大阪府行政書士会会員(第7123号)/申請取次行政書士登録番号 行-172022200021

よくある質問

弁護士に相談するのは恥ずかしくないですか?

全く問題ありません。弁護士は 数百〜数千件の同じ相談 を受けており、借金問題は法律事務所の日常業務です。

年間 約12万人以上 が利用している身近な手続きで、相談者の属性も:

  • 会社員・公務員・自営業者

  • 専業主婦・年金生活者・学生

  • 経営者・医師・弁護士本人

まで本当に幅広く、「借金で悩む人だけが行く特別な場所」ではない のが法律事務所です。

たとえると、弁護士相談は「歯医者の検診」と同じ感覚。虫歯(借金)の有無を診断してもらい、適切な処置(制度選択)を提案してもらう ── 普通の医療と変わりません。

弁護士には 守秘義務(弁護士法 23条) があり、家族にも会社にも相談内容は漏れません。「話す」というだけで気持ちが軽くなる という声も多いので、まず気軽に予約を。

相談だけして手続きを断ることはできますか?

できます初回相談は無料 の事務所が多く、断っても費用は一切発生しません。

むしろ 複数事務所で相談して比較 するのが推奨されます:

  • 3社以上の弁護士 に同じ状況を説明

  • 見積もりと方針の違い を比較

  • 相性の良い担当者 を選ぶ

たとえると、弁護士選びは「家のリフォーム業者選び」と同じ。1社の見積もりだけで決めず、複数社で比較するのが鉄則です。

注意: 即決を迫る事務所は避ける べき。「今日契約しないと法テラスは使えない」「今すぐ判断しないと差押え」など、不当な圧力をかける事務所はトラブルの元です。

優良な事務所は 「他社にも相談してみてください」 と促してくれます。じっくり選んでください。

借金はいくらから相談できますか?

下限はありません。100万円でも500万円でも、何でも相談可です。

金額別の対応:

借金額

推奨される選択肢

〜50万円

家計改善・任意整理(小額のため除外も検討)

50〜200万円

任意整理が第一候補、司法書士でも対応可

200〜500万円

任意整理 or 個人再生(収入次第)

500万円〜

個人再生・自己破産(弁護士のみ)

たとえると、借金相談は「医療相談」と同じ。風邪(少額)でも受診できるし、重病(多額)でも対応してもらえる、と同じ構造です。

むしろ 早期相談ほど任意整理という軽い手続き で済みます。借金が膨らんでから動くより、「これ以上増やしたくない」と思った時点で動く のが鉄則です。

司法書士は1社140万円までしか代理権がない ので、借金額が大きい方は弁護士へ。

家族に内緒で相談できますか?

任意整理ならほぼ完璧に隠せます。郵便物・電話などすべての連絡経路を弁護士事務所経由にできるためです。

対応できる工夫:

  • 郵便物はすべて事務所宛て に変更

  • 電話連絡は携帯のみ に限定

  • メール連絡を優先

  • 委任契約書の保管場所 にも配慮

たとえると、内緒の債務整理は「水面下で泳ぐ」感覚。家族に「最近、郵便物が変わった」と気付かれない範囲で進められます。

個人再生・自己破産では官報公告 があり、同居家族には知られる可能性が出てきます。

初回の無料相談で 「家族に内緒で進めたい」と明確に伝える と、弁護士が対応を工夫してくれます。「妻/夫に内緒で相談したい」というニーズには事務所が慣れています。

仕事が忙しくて事務所に行けないのですが?

オンライン相談・電話相談 に対応する事務所が増えています。夜間・土日対応 の事務所も多数あります。

相談手段:

  • 電話相談(無料ダイヤル多数)

  • オンライン相談(Zoom・LINE通話・Google Meet)

  • メール相談(24時間受付、回答は営業時間内)

  • 来所相談(夜間20〜21時まで・土日対応の事務所多数)

  • 出張相談(自宅・病院・施設)— 一部事務所

たとえると、相談の柔軟性は「テレワーク対応の事務所」。働き方が多様化した現代に合わせて、相談スタイルも進化しています。

契約書のやりとりも郵送・電子契約 に対応する事務所が増えており、事務所に1度も行かずに完結 することも可能です。

忙しさを理由に動かないでいると、状況は悪化するだけ。スマホ1台あれば相談は完結 すると考えて、まず電話・オンラインから始めましょう。

相談したらすぐに手続きが始まりますか?

始まりません。相談 → 検討 → 契約 → 受任通知、という流れで、契約までに考える時間はあります

通常の流れ:

  1. 無料相談(30分〜1時間)— 状況把握、制度提案、見積もり

  2. 検討期間(数日〜2週間)— 見積もりを家で熟読、家族と相談

  3. 比較相談(任意)— 他事務所での見積もり比較

  4. 契約・着手金支払い — 弁護士事務所と委任契約

  5. 受任通知発送 — ここから督促ストップ

たとえると、初回相談は「不動産屋さんで物件を見る段階」。家を見ても買う義務がないのと同じく、相談しても契約義務はありません。

即決を迫る事務所は避ける べき。「今日契約しないと…」と急かす事務所は、相談者の不安につけ込む傾向があり、後でトラブルになりがちです。

優良な事務所は 「他社にも相談してみてください」 と促してくれます。慎重に選んでください。

体調が悪くて動けない状態でも相談できますか?

電話・オンライン相談 に対応する事務所が多数あります。自宅出張相談 をしてくれる事務所もあります。

体調別の対応策:

状態

推奨される相談手段

入院中

病院での出張相談 / 電話 / 家族経由の代理相談

うつ・精神疾患で外出困難

電話 / オンライン / 自宅出張

介護で家を離れられない

オンライン / 自宅出張

車椅子・身体障害

バリアフリー対応事務所 / 出張相談

たとえると、体調不良時の相談は「往診」と同じ感覚。動けないからこそ、専門家に来てもらう・遠隔で診てもらう方法があります。

動けないからこそ専門家に頼る べきタイミング。借金の督促は体調をさらに悪化させるので、受任通知1枚で督促を止める ことが最初の処方箋になります。

生活保護受給者 / 障害年金受給者 も法テラスで弁護士費用が軽減または免除されます。一人で抱え込まず、まず電話を。

相談時に持参するものは何ですか?

手ぶらでもOK ですが、以下があるとスムーズです(揃わなくても相談は可能)。

種類

内容

借金リスト

業者名・残高・契約年月(メモ書きでOK)

直近2〜3ヶ月の家計簿

収入と支出の概観

給与明細の直近3ヶ月分

収入の証明

ローン契約書・カード明細

業者ごとの利率を確認

身分証・印鑑

受任契約時に必要

連帯保証人の有無

メモでOK

通帳のコピー

直近の入出金状況

たとえると、相談の準備は「病院に行く前の症状メモ」と同じ。「いつから」「どこが」「どう痛むか」をメモしておくと診察が早いように、借金も具体的な数字を準備すると一気に方針が決まります。

完璧でなくて大丈夫です。「だいたいこのくらい」レベルで先に予約だけ取って、相談日までに揃える のが現実的なやり方です。

弁護士費用が払えないけど相談できますか?

できます。むしろ 「お金がない人」が利用するのが法テラスの民事法律扶助制度 です。

3つのセーフティネット:

  1. 法テラス(日本司法支援センター)の民事法律扶助

    • 弁護士費用を法テラスが立替、月5,000〜10,000円の分割 で返済

    • 収入要件あり(単身月収20万円以下など)

    • 生活保護受給中なら 返済免除

  2. 弁護士事務所の分割払い

    • 着手金を3〜10回程度に分割

    • 受任通知で返済が止まった分を費用積立に回せる

  3. 後払い(成功報酬型)

    • 任意整理の和解後に支払開始

    • 過払い金回収額から費用を差し引くケースも

たとえると、法テラスは「医療費の高額療養費制度」。本来かかる費用を、収入に応じた負担に置き換える公的な仕組みです。

手持ちゼロ円でも相談・手続き開始は可能 です。借金で苦しい人が依頼者である業界なので、ゼロ円スタートは想定済みです。

今すぐ動かないとどんなリスクがありますか?

選択肢が時間とともに狭まり、最終的には自己破産しか選べなくなる リスクがあります。

時系列でのリスク進行:

段階

状態

取れる選択肢

借金が増え始め

返済が苦しくなる

家計改善 / 任意整理 / 個人再生 / 自己破産

滞納が始まる

督促電話が来る

任意整理 / 個人再生 / 自己破産

3〜6ヶ月滞納

代位弁済 / 一括請求

個人再生(住宅ローン特則は使えない場合あり) / 自己破産

訴訟・差押え

給与・預金が押さえられる

自己破産(受任通知で執行停止)

たとえると、債務整理は「歯医者と同じ」。痛みが軽いうちなら詰め物で済むが、放っておくと神経を取る・抜歯・インプラントとどんどん大きな処置が必要になる ── 借金も同じです。

「もう少し頑張れば何とかなるかも」 と思った時が、実は一番動きどき。3社の無料相談で複数の弁護士の意見を比較 すれば、自分の状況に最適な制度が見えてきます。

督促が来た時点では、訴訟・差押えまで通常2〜3ヶ月 しかありません。気づいた段階で即電話を。

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